同僚にシフトを変わってとお願いされ出勤し朝1番にお迎えしたお客様は、世界の豪華客船SPAを総括する会社のダイレクターでした。
ちょうどシドニーでのビザが切れるタイミングでもあり次はお肌の勉強をする為にイギリスのビューティースクールに行こうかなと視野にいれてた最中、学校の友人からこんな相談を持ちかけられました。
友「Norikoさん、豪華客船クルーズセラピストってどう思う?ちょっと興味あるんだけど。働いてみようかな。」
私「○○ちゃん辞めといた方がいいよ。だって日本人いないと思うし何か嫌な事があっても逃げるとこないよ。海にジャンピングするしかないし。それに何ヶ月も船の中で拘束されるって考えられない!」と否定をしてた私。でもその日からクルーズセラピストの事が頭から離れなくなり、完全否定してたのに、いつしか人生で一度経験するのも悪くないかも?に変化していきました。
一流のセラピストになりたい!とにかくキャリアを積みたいと意気込んでた私にとってクルーズセラピストの経験は何か特別な貴重な体験になるのではないかと思ったのです。それでもなかなか決断出来なかった私は見えないけど何か守ってくれてる大きな存在に問いました。「私にとってクルーズセラピストが正しい道であれば答えを下さい!」と。。 そして1週間後に訪れたお客様が冒頭に書いたクルーズ会社の社長だったのです。イギリス在住の社長がバリのマンダラスパ(世界的に有名な5スタースパも経営)を視察した後シドニー経由でロンドンに帰る途中、私が働いてたスパにいらっしゃったのです。本来ならお休みの日だから同僚からシフト交換お願いされなかったら出会えてなかった。そしてたまたま私が彼を担当させて頂けた事。この全てが奇跡の様に思えました。
まさかクルーズ会社の社長と思わないので施術前のカウンセリングで、 私「ロンドン在住なんですね。」 社「バリで仕事があってロンドンに帰る途中なんだ。君は日本人なんだね。ずっとシドニーで働くの?」 私「実は次クルーズで働くかどうか迷ってるんです」 社「それは奇遇だね!僕はその会社のダイレクターだよ。君は絶対行くべきだよ」YOU MUST GO! better go (行った方がいいかもねー)でもshould go(行っといたらー。)でもなくてMUST GO(行くべきだよ!)と強く仰って頂いた言葉が響きました。 もうこれは天からの答えの何ものでもない!と、彼のひと声でクルーズセラピストになる事を即決したのです。
クルーズセラピストになる為の面接はロンドンの学校の採用担当者が世界中を飛び回り実施されてます。シドニーでの面接に合格して、いよいよ豪華客船クルーズセラピストへ! 世界には350隻以上のクルーズ船があると言われてますがその中のSPAを運営してるのがSTINER(スタイナー)という1つの会社。豪華客船内スパは、ほぼスタイナーの経営です。なので実はどのクルーズに乗船してもSPAの施術メニューや内容は、ほぼ同じなのです。クルーズセラピストは乗船したら即戦力として働く為にロンドン郊外にある学校STINER ACADEMYでスタイナー独自のメニュー・商品(ELEMIS)の知識・営業・コンサルの仕方をみっちり研修で叩き込まれてから乗船します。朝8時30分から17時30分まで。全てスタイナーのマニュアル通りにしないといけないので100%覚えて試験に合格しないと強制帰国の事態も💦
いったいどの船にのるの?と思いませんか? アカデミー初日に学長初めトレーニングをする10数名の先生方と同僚の前でプレゼンテーションをさせられます。名前、国籍、長所、短所、クルーズセラピストの志望動機などを発表します。このプレゼンテーション最初の30秒で性格や資質を見抜いてほぼ8割型どの船に乗船させるか決定するのだそう。先生方の目!凄いな。プロだなと感心しました。そして乗船する船のセラピストが契約終えて空きが出ないと乗れないので早い人で2週間、遅くて半年も待たされるセラピストも。(もう15年以上も前の話。今は少しシステムが変わってるかも)私は3ヶ月ほど待って、いよいよ乗船!次回へ続きます😊
因みに3ヶ月間の住まいは学校が提携してるイギリス人家庭のお家にホームステイでした。週末はロンドン中心地に遊びに行って、ちょっぴりロンドンライフも楽しみました♫
「SALON DE NORIKO」は札幌大通りにある女性の為のアロマヒーリングサロンです。
完全オーガニック・メディカルグレードの精油を用いて全身のアロマオイルマッサージとヒーリングワークで自分らしく生きる為の自己実現に向けて一生懸命生きている女性、内側からの輝きを求めて日々頑張ってる女性をサポートします。
単なるリラクゼーションサロンではなく、お客様1人1人と真摯に向き合って人生そのものを幸せにしていくお手伝いが出来るサロンを目指します❤️