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10円ハゲが出来た船の生活(世界トップセラピストへの道⑧)

クルーズセラピストのネタが尽きないので^_^ダラダラと書いてますがキリがないので、今回で終わりにしようと思います。他のネタにご興味ある方は個別で♡ とにかく豪華客船はお客様として乗るのと、スタッフとして働くのとでは月とスッポン。なんと10円ハゲが出来てしまったセラピスト船上ライフ⭐︎のお話です。

まずは基本1週間のうちお休みは半日が2回。丸1日のお休みがありません。売上達成して上位に入るとExtra day offといって結果丸2日間のお休みが貰えますが最初の2ヶ月ほどは半日2回でした。毎朝8時にミーティングでマネージャーから威勢よくはっぱ?(ノルマと言うプレッシャー😆)をかけられ8時30分から施術開始です。日によりますが夜の18時30分or21時まで施術。その後は皆でお掃除。からの夕ご飯。就寝は0時。ランチはスパのある11階から地下にあるクルーの食堂まで走って数分で食べて帰ってくる。そんな毎日。

朝のミーティングには髪は夜会巻き(←これ原則)フルメイク(←フォーマル徹底)がマスト!夜会巻きは髪が濡れてた方がセットしやすかったのでシャワー浴びて、朝食食べて、と時間との勝負。慌ただしいので頑張って6時30分起床。(もっと早く起きたら余裕持って行動出来たけど、とにかく疲れて爆睡でした)いつも、どんな事があっても笑顔。笑顔。笑顔。の訓練。ミーティングもとにかく時間厳守で1秒でも遅れたら何かしらの罰が与えられました。

私がまず乗船してショックを受けたのが、キャビンの狭さ💦同僚2人と割り当てられますが、ドアを開けると直ぐに2段ベッド。シャワーとトイレ。と鏡。だけ。。本当に寝るだけの部屋です。そして相部屋になったのがマルタ島から来た20歳の受付嬢Tamara。船上の厳しいルールや鬼と恐れられてたマネージャーからのプレッシャーなど彼女もストレスマックスだったのでしょう。夜キャビンのドア全開で音楽ガンガン、タバコを吸いながら同世代のセラピストと馬鹿騒ぎ。当然寝れない私は耐えかねて注意したら電話投げつけてきて逆ギレ。これが初日の出来事だったのでかなりショックを受けました。

23人いるセラピストは売上を競うライバル。商品もガンガン売らないといけないので在庫がなくなってくるとゴッソリ自分の施術部屋に隠して独り占めする同僚がいたり。私が沢山売り上げた日には嫉妬で掃除中に雑巾投げてくる子もいたり。

何も考えずに面白い経験かも?と決めたクルーズセラピストでしたが、よくよく考えると「船で働く」事は出稼ぎなのです。母国が貧しいのでお金を稼ぐ事が第一優先になります。それはセラピストも例外ではありませんでした。同僚はイギリス、スウェーデン、オーストラリア、スコットランドからもいましたが東南アジア、東ヨーロッパ、南アフリカ出身が多かったです。それが駄目とか良いではなく日本人の私とはハングリー精神、サバイバル精神が根本から違うのです。「なんとしても生き抜いてみせる」的な血が流れてるわけです。呑気な私は正直いくら稼ぐかに意識は全くなくて、経験を積む事だけで決断したのは浅はかだったのかもしれません。

ハードな労働時間に毎週のノルマ、船の中に日本人は自分だけ。厳しいルール、性格の悪い同僚、極狭キャビンに、逃げ隠れする場所がない。思ってる以上にストレスMAXだったのでしょう。ある日のこと船上パーティーの日に私達もドレスアップする為に同僚の美容師に髪を綺麗にセットして貰ってたところ、、「Noriko!これ知ってる?」と手鏡で見せてくれた後頭部に映ったまんまるの白い、、、ハゲ‼️「。。。。。絶句」まさかまさか他人事で聞いた事のある10円ハゲが自分の頭に!?シドニーでの奇跡的な社長との出会いに間違いない!と確信して乗り込んだものの、流石に落ち込んで「もう無理!船を降りたい」と思う様になりました。(因みに契約終了しなくても減給されますが降りる事は出来ます。私と同時期に違う船に乗った日本人セラピスト2人いたのですが2人ともドロップアウトしました)辞めたい思いが募っていったある日の就寝時、心の中でお願いしました。「船で働く事は導かれた事と思ってたけど限界です。船を降りたいです。でもここで働く事が私にとって正しければ、どうかサインを下さい!」必ず何かメッセージが来ると信じてました。

1週間ぐらい経ったでしょうか?その日も最後の施術を終えて皆でSPAの掃除をして終わりがけの時、ゲストが座る黒いソファーの上に何かとってもキラキラと輝く✨ものがありました。   目が釘付けになり吸い寄せられる様に近づくと、それは白い箱に金の文字で「Noriko」と印刷されてたのです。

↑これ😊カリブ海からベルギー、日本と旅して17年ぐらい経ってるからボロボロ^_^

近づいたら白い箱。でも本当に光ってたのです!キラキラ輝いてたんです!「Noriko」と書かれた箱を思わず胸に抱いて頭の中は???「なんで私の名前が?日本人は私1人だし。。しかも印刷されてるし。。」色んな考えが瞬時に過ぎってぼーっとしてたら同僚が「Norikoその箱見つけたの?今日船上で結婚式を挙げた新婦の靴が入ってた箱よ」と教えてくれました。それを聞いた途端、私は少し前にお願いしたメッセージの答えだ!と思いました。金の文字でNoriko。新婦さん=祝福される。結婚式=おめでたい。何よりも箱がキラッキラに輝いてたという不思議現象。(決して疲れ過ぎての幻覚ではないですよ^_^)私はこの日、寝る前に「メッセージ有難うございます。私はこの仕事を契約終了までやり切ります」と宣言しました。(この箱、よくよく見るとアデランスの文字が😆どうやら海外でアデランスはNorikoブランドを展開してる様です)

自分の中でやり通すと決めたら、外で起きる現象も変わっていきました。売上は常に上位3位内。日本人ジャズピアニストいずみさんとの出会い。(そう!日本人が私以外にいたのです。彼女と束の間のランチタイムがとっても息抜きになりました)直感冴え冴えで予約リストのお客様の名前見ただけで商品を沢山購入する人だと分かったり。そして天使君との出会い。(ご興味ある方はサロンで♡)etc…..そして無事に8ヶ月の契約を終える事が出来たのです。

なんだか苦労話ばっかり、大変だったって話ばっかりって思われたかもしれません。確かに楽しいよ!面白いよ!と気楽には言えませんが振り返ると本当に貴重な体験で、今となれば人生の中で色鮮やかな濃い経験をさせて貰ったと感謝の気持ちです。この経験を乗り切れたから今後も試練を乗り越えていけると思える自分がいます。強くなれた私がいます。ユニークで非日常で様々な体験をする事で自分の中の幅が広がります。だからもしクルーズセラピストになりたい。とか、迷ってる。というセラピストさんがいたら「大変だけど一度は経験するのも悪くない」とオススメすると思います。

パーティーの日。気の強いセラピストの集まり^_^

スロバキア人のDEVAと。私達2人がホットストーン専属セラピストでした。

まだ20代前半の可愛いレティシィアはフランス🇫🇷から。私の事を慕ってくれてました。

フィリピーナGinaは7回も8回も契約更新してる大ベテラン。頼れるお姉さん的存在でした。港近くのフィリピンレストランでランチ☆

その他クルーズライフの小話🛳️

①10円ハゲは恐らくストレスによるものが大きいと思うけど、もしかしたら船の食事も影響してるかも?と思い毎週日曜日ニューオリンズで午前の自由時間にタクシーでWhole foodsに駆けつけ両手一杯の紙袋に果物や食料品を買って自分のキャビンに置いてました。

②お休みの日にジムで海見ながら走ってカリブ海のサンセットを見ながらサウナで横たわるのは至福のひと時。私の最高のストレス解消でした。

③嵐がくる日は前日にマネージャーからお達しが。酔い止めを飲んで襲いかかる眠気と戦うか飲まないで吐き気と戦うか。これけっこう究極の選択。11階まである巨大船でも嵐の日はかなり揺れます。商品置いてる棚がナナメにゴロゴロと転がっていくぐらい。不思議だったのが11階なのにゴボゴボと部屋の排水溝まで水が上がってきたことは未だにナゾ。

④部屋に盗聴器が仕掛けられてた事も😨←犯人捕まりました。

契約最後の週は嬉しさ相まって売上NO1!精一杯やり尽くして悔いなく清々しい気持ちで船を降りました。これにて一旦クルーズの話は終わります。長文をお読み頂き有難うございました♫

次回はNorikoベルギー🇧🇪へ行く。の巻。

「SALON DE NORIKO」は札幌大通りにある女性の為のアロマヒーリングサロンです。   

完全オーガニックの精油を用いて全身のアロマオイルマッサージとヒーリングワークで自分らしく生きる為の自己実現に向けて一生懸命生きている女性、内側からの輝きを求めて日々頑張ってる女性をサポートします。          

単なるリラクゼーションサロンではなく、お客様1人1人と真摯に向き合って人生そのものを幸せにしていくお手伝いが出来るサロンを目指します❤️                                                

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